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adminさんの日記

古民家−2
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投稿日 2010年06月11日12:06    カテゴリー  建築徒然(つれづれ)
 日本建築は本来再生しやすい建物だと考えています。移築とか、曳(ヒ)きやとかいう言葉を聞かれた方は多いとは思いますが、前者は解体して別の所に建て直しますが、後者は建てたままで建物移動させ、再度利用する方法です。

 本来の日本建築の姿は全て再生可能な物で出来ているということです。柱梁の接合部は込栓という木の脱落防止の仕組みで固定してありますし、これを抜きますと、柱、梁を傷つけることなく別々にすることが可能です。壁土、瓦等も使用できますし基本的に接着剤は使用してありません。ご存知の方は少ないかもしれませんが、昔から建物の解体材は販売再利用されていたようです。余談ですが京都観光に行きますと、「この建物は釘を1本も使ってありません」なんて説明されるガイドさんがいますが、これはちょっと疑問です。いくらなんでも板材等は釘で固定してありますし、「骨組には釘を1本も使用してありません」が本当だと思います。

 古い建物を調査いたしますと結構面白いことがわかります。移築して80年程建っていた物もありますし、一つの建物と考えていますと、元は3件だったりした事もあります。先日調査した物件では、建物は古いのですが早い時期に柱の下部を継いで(根継ぎ)してあるのですよ。もしかしたら移築してあるいは、古材の再利用かもしれません。建物には、建設当初からのカルテがそのまま保存してあります。

 飲食店等で古い建物を移築したり、改修したりして営業しているところが結構あるようですが、読者の皆さんも行かれた事があると思います。私もお酒が好きですので行きますが黒光りした柱、大きな桁や梁、そして高い天井、いいですよね。そんなところに古民家の良さがあるのかもしれません。

有限会社 野中建設 野中誠二



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