メインメニュー
adminさんの日記

古民家−3
前の日記 次の日記
投稿日 2010年06月11日12:07    カテゴリー  建築徒然(つれづれ)
 古民家と聞いて皆さんはどんなイメージを持たれますか?前回もお話ししましたが黒光りした柱、大きな桁や梁、高い天井、そして煤けた内装などではないでしょうか。でも本当はそれだけではないんですよ。

 一口に古民家と言いましても、色々な形式があると思います。いつ頃建設されたのか、用途は何なのか、どこの地域の建物なのか等色々な要件により建物は成り立っています。 

田舎風ですと、一般的な古民家のイメージになるかもしれません。天井もなく、屋根裏の板がそのまま見えている場合も多いです。差し鴨居といいまして出入り口ふすまの上に高さ30センチほどの木材を化粧材として使用したり、敷居も同様な形式で施工してある場合もあります。土間があったり、作業性を考えてあるのかも知れませんが、基本的に大きな材料を使用し機能性を重視してあるようです。

町屋建築の場合はいかがでしょうか。田舎風に比べて全体的に上品ですよね。大きな材料と小さな材料をバランスよく配置し、天井がある部屋も多いのではないでしょうか。

でも共通して言える事は、木材を上手に使用してあることだと思います。「適材適所」という言葉がありますけど、まさにその通りです。桧、杉、ケヤキ、松、クス等色々な木材を木目や、節を考えてまさに適材適所に使用して有ります。人件費より木材費が高価だったせいでしょうか、曲がりくねった木材も梁等に使用し、当時の大工技術の高さをうかがう事が出来ます。

桧普請といいますと高級な感じがしますが、熊本では少ないようです。逆に良い杉を使った建物が多いですよね。能登半島の方に行きますとケヤキ普請の家もあります。九州の建物だと台風を意識し瓦を目地漆喰で固定したりしますが、関東ではしません。「うだつが上がる」という言葉がありますが、熊本ではどうでしょうか、四国に行きますと「土佐漆喰にうだつのある家」いいですよね。

古民家の良さは、その地域で取れる木材を適材適所に使用し、その地域の気候を考えて建設してあるところにあるのかもしれません。

有限会社 野中建設 野中誠二


コメントを書く
コメントを書くにはログインが必要です。


6月のカレンダー
«前の月次の月»
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

カテゴリー
建築関連ニュース(0)
建築徒然(つれづれ)(7)
その他(0)

アクセス数
66287 / 日記全体

最近の日記
見学してみてください 【千代の園酒造蟷務所編】
ある古民家の工事―2【根継ぎ】
ある古民家の工事―1 【根継ぎ】
家作りに思う事 2010年9月
古民家−3
古民家−2
古民家−1
もっと...

最近のコメント
コメント一覧

各月の日記
2010年10月の日記
2010年9月の日記
2010年8月の日記
2010年7月の日記
2010年6月の日記

RSS配信
adminさんの日記

Nonaka Construction© 2010- 有限会社 野中建設

建築専門検索「住まいの匠」サーチ

OCEAN-NET